適正在庫の考え方・求め方
勝呂 隆男
日刊工業新聞社 刊
発売日 2003-09
初学者におすすめ！ 2005-04-28
営業、購買サイドどちらで働く人間にもお勧めの一品です。
在庫管理の基礎的手法から、ＭＲＰまで洩れなく網羅されています。初心者にもわかるように丁寧に書かれているので、
わかりやすく、読み終えたあとには基礎的な知識が身につきます。ただ、実務レベルで活かすにはより突っ込んだ内容が知りたくなるというのが
正直なところ。
その場合は、さらに発展学習しましょう。
適正在庫のマネジメント
勝呂 隆男
日刊工業新聞社 刊
発売日 2005-01
納得できました 2005-05-13
前作より読みやすく、且つ洗練された内容に仕上がったと思う。古典的な手法を踏まえながらも、実践的、斬新な視点で、より体系的に整理されている。
ほぼ語り尽くされた「在庫」というテーマに対して、正面から取り組み、改めてこれだけ語れる内容があるものかと感心させられる。
新しい在庫理論に関する手法も、今回は更に具体的に記述されており、個人的には、大変納得できる一冊だった。
在庫管理のための需要予測入門
淺田 克暢 /岩崎 哲也 /青山 行宏
東洋経済新報社 刊
発売日 2004-12-22
あくまでも取っ掛かり。 2005-04-24
入門書らしく、わかりやすい説明です。
在庫管理に携わっている人は、必ず知っておかなければならない概念が説明されております。
ようやくすれば、需要予測・実績・誤差を分析し、予測の精度を高め、在庫削減・欠品回避につなげるということ。
ただ、少し残念な点もあります。
正規分布などの数式の説明が不十分で、統計学を勉強していないと少し難解かと思います。
大学の頃に統計学を受講した私でさえ、昔使った教科書を少し開いてしまいました。
また、この本を読めば、すぐに需要予測が始められるわけではありません。
需要パターンの作成と選択は自分で行わなければなりません。
よって、この本だけでは不十分だと思います。
実際にトヨタなどの製造業で行っている需要予測方法をケーススタディする必要があると、思いました。
「品目コードNo.」の考え方・採り方
藤井 一良
日刊工業新聞社 刊
発売日 2005-07
これは実務に活用できる 2005-09-11
品目コード体系の採り方、考え方が実例をまじえて具体的に示されている。
品目コードについて深く掘り下げた内容になっており、他のコード体系を
構築する際にも応用ができる。一般論を中心に書かれている書籍が多く、現場に適用するにははて？と
考えこむことが多いのだが、この本は実務に精通した著者のノウハウが
多彩にもりこまれており、現場で活用できる数少ない本になっている。
失敗に学ぶ海外調達の教訓集―アジア時代のビジネス新常識
加藤 文男
日本プラントメンテナンス協会 刊
発売日 2003-02
分かりやすくて面白くてためになる本 2003-03-14
海外調達業務の体験のない私でも、一読するだけでその担当者の大変さと、ビジネスのコツがかなり鮮明にイメージできました。分かりやすくて、面白くて、ためになります。著者自身のご苦労（食あたりで死にそうになったり、盗難にあったり等〃）が、ユーモラスに思われ、思わずニンマリしてしまいました。しかし、書かれている事柄は、まさに体験者しか書けないだろうと思われる視点から、人間の心理をうまく捉えています。「ＩＳＯ9000にだまされるな」という話を始め、「サンプルにだまされるな」「工場では抜き取り検査を遠慮するな」「段ボールのＫライナーの話」「社長と確認していても、現場の技術者のスキルが伴わない話」「ノープロブレム（問題ない）は大問題の話」「日本語の出来る外国人に!会ったら、ホッとしてしまう自分自身に注意を」など挙げたらキリがありませんが、「えーっ」という驚きと「なるほど。さもありなん」と納得の連続でした。
したり顔で、ちょっと海外調達のコツを誰かに話してみたくなりました。
在庫圧縮の進め方―在庫圧縮50%を実現する新手法MIP 物の流れを切り口としたロジスティクス革新
前田 久喜
日本能率協会マネジメントセンター 刊
発売日 1998-05
これで企業財務はよみがえる!―経営の5つの本勘定 受取手形・売掛金・商品在庫・買掛金・支払手形の徹底管理による財務革新と賢い決算・税実務
棚橋 隆司 /井上 得四郎
清文社 刊
発売日 2005-07
月次決算の全てが分かる 2005-07-21
この本は、経理実務中級者、主任以上向けです。月次決算の導入や月次決算の早期化、改善にテーマをもっている方には、是非お勧めの１冊です。後半は、社長の退職金に絡め保険の提案など、少し手を広げすぎのような感じもしましたが、著者の狙いとしては、これ１冊で同族企業、ベンチャー企業の社長が引退まで使える１冊にしたいというシナリオから、このような構成になったのだと理解します。月次決算導入にあたり、どんな帳表を作ってよいか分からない、導入するための手順がわからないなど、かなり明確な答えが、本書にはあります。個人的には、商品別の損益管理の手法についてこの本以外ではあまり目にしたことがなかったので興味深かったです。
在庫管理の実際
平野 裕之
日本経済新聞社 刊
発売日 1991-07
在庫管理を体系的に整理できる 2004-02-08
発注方式や入出庫管理など、在庫管理の基本を丁寧に解説しつつ、「在庫ゼロ」への取り組みを具体的に示している。
SCMへの入り口として、システムエンジニアにもお勧めである。
図解 よくわかるこれからの在庫管理―なるほど!これでわかった
成田 守弘
同文舘出版 刊
発売日 2004-01
在庫管理の入門書 2004-06-02
在庫管理について手っ取り早く概略を知りたい方にお勧めします。在庫の様々な視点でみた管理方法、また、現状の在庫管理における問題点がまとめられています。本のタイトルにもあるように、これからの在庫管理のシステム改善方法が記されています。あくまでも入門書レベルなので、奥深く知識を深めたい方は専門書を利用されたほうが望ましいです。
ストラテジックソーシング―競争と協調の調達戦略
ティモシー・M. レスター
プレンティスホール出版 刊
発売日 1999-05
調達力は企業の競争優位になる 2002-05-02
企業の調達（ソーシング）に注目した、ユニークなビジネス書。各企業が努力しているようで、意外と根本的な改革が行われていないのが調達。最近の日産の改革からも明らかなように、今までかなりの努力をしていたつもりでも、やり方や内容を工夫するだけで調達から大きな改善を得ることができる可能性が有る。著者は世界的な経営コンサルティング会社、ブーズ・アレン＆ハミルトンのパートナー。売上高が低迷する現在、利益率を上げるためには、大きな抵抗と痛みが伴う人件費の削減ではなく、大きくて「継続的」な効果が見込める調達に力を入れるべきと説く。具体的には、サプライヤーとの協調的関係と競争的価格決定の最適なバランスをとりながら、数々のプログラムを実施していくことを提言している。ま!!た、多くの企業に於いて調達が経営層の関心を集めていないこと、また調達の担当者に優秀な人材を配置していないことを、大きな間違いだと切り捨てる。事例は全て欧米のものであり、若干古い事例も含まれているが、現在の日本企業にも十分に参考になる。利益率を向上させたい大企業の管理職や経営者には、一読の価値がある。
明快図解 利益アップのための在庫管理の上手なやり方
高橋 英明 /永戸 藤生
千舷社 刊
発売日 2003-05
説明の仕方に工夫が見られる 2003-05-15
他の在庫管理の本と比較して、構成や説明の仕方に明らかに工夫が見られる。在庫管理の本の中では良くできていると思う。
購買が会社を変えるプロキュアメント革新
藤本 忠司
同友館 刊
発売日 2000-08
購買の課題がよくわかります 2001-11-09
購買の抱える課題や、解決へのアプローチの考え方がよくわかり参考になりました。残念なのは校正が粗雑で助詞の違いや重複などが頻発しており、イライラします。
生産・在庫管理システムの設計
木村 安寿
中央経済社 刊
発売日 1997-05
基礎的な内容を丁寧に説明 2003-04-02
現在のコンピュータシステムから見ると、若干内容が古いように感じる。しかし、理論的な考えとともに、生産管理、在庫管理のデータ構造、内部ロジックについても丁寧に説明している。最近はパッケージによいものができているので、実際に生産管理システムを構築するということは少ないだろうが、内部的なことも含めて読むことにより全体的な理解も深まるように思う。
生産管理は日本流でいけ!―在庫減、低コスト、短納期を実現するヒント集
田中 一成
日本実業出版社 刊
発売日 2002-12
もう少し深い批判が必要 2003-01-08
著者は生産管理や在庫管理について実績があり、幾分過激な
表題からどのように所謂3文字ものを批判されるのか興味を覚
えて購入しました。
大きく分けて前半はERP、TOCやSCMを批判し、後半は在庫削減、
納期短縮のハウツ−ものです。後半の方は格別目新しいものが
無いので前半について一言。
著者の批判には基本的に賛成です。所謂3文字物で多くの日本人が泣きました。でもそれは3文字を日本に紹介した具体的な事例を
まるで知らない経営・会計学者や経験のまるで無いコンサルタン
トのせいではないでしょうか？
例えば著者はマイケル・ハマ−の著作にBPRの方法が書いていない
と批判します。でもアメリカの経営書はどれもそうです。日本の
経営者や管理職の方が何故3文字物を読むかというと、現状を打開するためのヒントを探しているからだと思います。であれば3文字の
背景や具体例を自ら探し検討し、しかる後自社に当てはめられるの
か否かを検討すべきでしょう。この点で著者がもっと突っ込んで
批判されると、もっと良い本になったと思います。残念。
そこで批判する意義に2点。後半は役に立つ人もいるでしょうから
1点、合計3点。
「オーダーメード戦略」がわかる本―究極のOne to One手法!在庫削減・コストダウン・顧客満足を実現する最新ビジネスモデル
野口 恒
PHP研究所 刊
発売日 2001-07
儲かる会社は「在庫管理」がうまい!
中井 久史
PHP研究所 刊
発売日 2003-07-02
黒字でありながら資金繰りに失敗して倒産し、後に在庫の山が残った…という倒産例は数多い。本書はそのケースを、不良在庫を抱えるようなずさんな経営だったからこそ現金がなくなって倒産したのだと説明し、在庫管理がいかに重要かを訴えている。
不必要な在庫は「大量生産時代の産物」だという本書は、在庫を持つことが、コスト面だけでなくデフレ経済などの環境面からもデメリットが大きいことを解説する。在庫がないことを不安に思う人に対しては「品切れして倒産した会社はない」とも指摘。在庫を持つ経営が「過去の常識」であることを強調する。
一方で本書は、手形取引をやめて売掛金の現金回収を進めるべきだとも提言する。黒字でも手元に現金がないのは、現金が在庫（棚卸資産）や売掛金に姿を変えて存在しているからで、それらの流動資産を文字どおり「流動」させよという考え方である。本書はそこから、正しく時価評価されていない固定資産や売り上げ至上主義など、収益やキャッシュフローのマイナス要因にも見直しの目を向ける。
処方せんは高収益企業をめざしたもの。ジャスト・イン・タイムやセル生産方式による「無在庫販売システム」の構築や、手形取引をやめる営業の方法などを指南する。主張がやや単調になっている点は気になるが、従来の経営の慣習を断ち切らなければ生き残れないことを強く意識させてくれる。資金繰りに追われる会社が、いかに競争力を低下させるかを教えてくれるのも興味深い。貸し渋りや貸し剥がし対策の基本が学べる1冊だ。（棚上 勉）
もう一歩踏み込むと・・・ 2003-08-04
危ない会社は、資金繰り、社員の態度・行動、在庫などがどうなっていくか？これを防ぐために、在庫をなくそう！そのためには、こんな情報システムや、仕組みが必要だ！という本です。在庫管理の話題は、少ないです。（在庫をなくそう！という話だから、当たり前か？）なので、適正在庫等の概念、へんてこな確立統計の式は出てきません。在庫の話より、資金繰りの話、在庫をなくすための営業のあり方、情報システムのあり方の話題が多いです。わかりやすく書いてあって読みやすいです。が、なかなか、実現には障害が多いような気が・・。それでも、実行するには、という「突っ込み」がほしかったです。
B2B調達革新で蘇る日本企業
吉田 育代
ソフトバンククリエイティブ 刊
発売日 2001-10
時代の移り変わりの早さを感じる 2004-02-07
出版された当時のAribaの勢いを感じさせてくれる書物である。
Aribaが登場した背景や市場性などがコンパクトにまとめられているため、
間接財の調達分野の入門書としては目を通す価値がある。
ただ、Aribaを特別に賞賛することに過ぎ、他のソリューションとの
差別化や実際の投資対効果など、客観的な分析が不足している点が残念である。
利益を確実にアップさせる!入門 在庫管理―適正在庫の求め方からIT活用まで
片桐 正
かんき出版 刊
発売日 2000-12
入門書として適切 2003-05-09
他の在庫管理の書籍と同じように、本書においても、実際に企業に出向いてアドバイスを行なっているならば、当然気がつくはずのことが書いていない。例えば次のようなことである。商品の品揃え戦略・バランス、資金計画から、個々の商品の基準在庫を決定し、その後その基準在庫から商品のリードタイムと発注方式を考慮して、実際の発注量や発注ポイントを決定する方法が書いていない。あるいは回転率は実用的には金額よりも数量を使った方が簡便ではないのか。これでもほぼ同じ結果が出るはず。また在庫管理の書籍ならば、製造業の在庫管理についても書いて欲しいと思うのは私だけではあるまい。どこに企業においても、在庫管理は悩みの種であるが、在庫の問題は、多くの場合、他の業務やシステムの問丈ｪ??から派生しており、そのような場合には、在庫だけを見ても解決できないということを認識してほしい。本書は在庫管理の書籍としては、上記のような問題点はあるものの、初歩的なことから記述してあり、入門書としては適切である。
部品・素材 海外調達の実務
須加 基嗣
日刊工業新聞社 刊
発売日 1995-03
バイヤーの方に 2003-07-01
海外調達の為の基本内容をカバーしている１冊です。
フリーのバイヤーとして、会社員として国際調達部として知っておく必要のある実務知識を整理した書籍である。先輩から学ぶべき内容がコンパクトに確認でき、ロジステックス・契約専門用語・貿易関連内容も学ぶことができます。国際購買13年経験がありますが、国際ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄに携わる事務系の方には重宝するガイド本だと思います。
バックヤードの戦士たち―ソニーe調達プロジェクト激動の一一〇〇日
吉田 育代
ソフトバンククリエイティブ 刊
発売日 2002-08
ソニーだからできたんだろう。みんなが協力して作り上げた 2005-06-04
感動ですね。伝わりました。プロジェクト＊＊ですね。
でもあっちよりくどくなくて、すんなり読めました。ソニーだからできたんだろうと思います。
ここまで助けてくれるユーザがいれば、開発者も息が抜けないです。
アリバも思い切った。インテグレーダーもがんばった。この業界って、家に帰れない商売なんだって、改めて感じました。
過労死しなかったのかな、って心配になりました
最適購買への挑戦 リバースオークション編
ディーコープ /高橋 量一
ソフトバンククリエイティブ 刊
発売日 2002-10
ソフトバンクグループの中核を担い、大手企業向けにITを使った購買支援サービスを提供するディーコープが、最適購買を実現するツールとして自ら推奨するリバースオークション（競り下げ方式のオークション）について紹介したのが本書である。
リバースオークションのしくみは、インターネット上でバイヤーが示した調達条件にもとづき、複数のサプライヤーが競い合って見積もりを提示（再提示）し、最終的に一番安い価格で残ったサプライヤーが落札するというもの。サプライヤー同士の競争力で適正価格を導き出すというこのしくみにより、購買担当者の業務時間削減、購買担当者のスキルや主観に依存しない価格決定、属人的であった調達情報やノウハウのデータ化による企業ナレッジの蓄積が可能になるという。
本書では、こうした概説とともに、5つのステップからなるリバースオークションの実施プロセスと、段ボール、PC、上質紙、オフィス増床施工、コピー用紙の5つの実施事例を紹介している。また、購買を製造、販売、物流に続く「第4の利益源」と位置づける大きな視点から、経営戦略における調達部門のあり方や専任部署設置の意義、ITを活用した戦略的調達の効果・ポイントなどをまとめている。
詳細なノウハウまでは披露できないという断りが入れられているが、「流動性」の概念による対象商材の選定法など、すでに確立された実践的手法についても書かれており、参考になる。（棚上 勉）
在庫管理のしくみ―よ・く・わ・か・る
福田 拓生 /犬田 真一 /杉浦 正邦
日本能率協会マネジメントセンター 刊
発売日 1997-06
購買管理の知識
水戸 誠一
日本経済新聞社出版局 刊
発売日 1968-04
伝統的な購買管理の手法を学べる 2004-05-29
ＭＲＰやＳＣＭの概念の流行で、オペレーション管理として単独の領域で扱われることが少なくなった『購買管理』の分野ですが、本書ではその伝統的な管理手法について概説しております。ただ、現代の経営環境やソフトウェアの進歩から見たら、内容の陳腐化は避けられませんし、復刊するには内容の全面的な刷新が不可欠です。しかし、現代の購買部門という機能の重要性を考えると、日経文庫でこの分野のラインナップを欠いているというのは不十分でしょう。今では類書も少なくなっている一方、依然としてニーズはあると思うので、新版の出版を希望したいです。
適正在庫のテクニック―すぐに実践できる現場のための在庫理論APIM
図解 よくわかるこれからの購買管理―なるほど!これでわかった
SEのスキルを上げる業務知識 販売仕入
在庫管理ハンドブック
ESAで広がるSAPの世界~EA、SOAから内部統制まで。最新課題の解がここにある~
新版 購買が会社を変える“プロキュアメント革新”
かんばんと目で見る管理―Pull生産における資材・工程管理![在庫管理の実務スキル・アップ[DVD]](http://images.amazon.com/images/P/4902994305.01._SCMZZZZZZZ_.jpg)
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コスト削減戦略ESM―最適購買への挑戦〈2〉
上手な在庫管理のやさしい手引き