図解実務入門 よくわかる広告ビジネス

図解実務入門 よくわかる広告ビジネス

日本能率協会マネジメントセンター 刊
発売日 2001-10

これからの広告を担う人のために 2002-02-20
題名どおりたいへんわかりやすい。
全8章・計101節を、ひとつの節につき見開き2ページを使って解説している。
左側のページには文章、右側のページにはそれを図解したものが載せてあり、論理的な理解と直感的な把握の両方ができるようになっている。また網羅的だが専門的な用語に拘泥されていない記述は、とくに広告業界を志望する学生にとって読みやすいだろう。
さすがコミュニケーションのプロが書いただけある、というべきであろうか。また記述がわかりやすいだけでなく、広告にたいする姿勢にも共感できるものがある。本書全体が広告そのものを社会的・時代的な文脈の中で捉えているため、先験的に「広告かくあるべし」と説く啓蒙書ではなく、「これからはこのような社会になるだろう。その!!き広告はどうなるのか」という問題意識を読者と共有する著作となっている。
まさに今後の広告を担う人々のための本である。
このような広告本は希かもしれない。執筆者は博報堂の第一線で働く社員4人。
編者の山本氏は、コピーライター、研究開発職を経て人事・人材開発局ディレクターというユニークな経歴の持ち主。
グローバル戦略の章を担当している大橋氏は、研究開発局にてアジアのマーケティングに関わっている。インタラクティブメディアの章を担当している高広氏は、『ポケベル・ケータイ主義!』(ジャストシステム)の執筆者でもある。
大橋氏と高広氏は、02年度、03年度の入社案内に登場しているようである。

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