プロジェクトリーダーのための入門チームマネジメント―6人で9人分の仕事をする組織最適化の法則 |インタービジョン総合研究所 /小林 惠智

プロジェクトリーダーのための入門チームマネジメント―6人で9人分の仕事をする組織最適化の法則プロジェクトリーダーのための入門チームマネジメント―6人で9人分の仕事をする組織最適化の法則
インタービジョン総合研究所 /小林 惠智
PHP研究所 刊
発売日 2001-05

各部署の精鋭ばかりを集めたはずのプロジェクト・チームが思いのほかうまく機能しなかったり、チームの人数を増やしても期待どおりに生産性を上げられなかったりする。
組織をつくり動かそうとするときは、単純な足し算では計れない要因が働くものである。それが何なのかは、これまであまり検証されてこなかった。本書はプロジェクト・チームの成否を分けるその「何か」を組織心理学の観点から解明し、高い生産性をもたらすチームの編成・運営の方法を提案したものである。
第1、2章ではまず、チームしだいで生産性がいかに変わってしまうかや、チームが通常抱える問題点などを指摘している。チームの編成・運営の意義や、プロジェクトの成功にはメンバーの心理的要素が大きく働くことがここで強調されている。次の第3章では、チームリーダー、メンバーの思考行動パターンの理解、その相乗効果の把握、活性化といったチーム運営の手順を6つのステップで示している。「チームのストレス管理」という監修者が専門にするテーマもここに含まれている。最後の第4章では、プロジェクトのビジョンおよびミッション(使命)の設定、必要な人材像と規模、人数の想定、候補者の母集団をつくるなど、今度はチームの編成について6つのステップを提示する。プロジェクトの目的や性格に応じた編成法も紹介されていて、実践ですぐに応用できるようにまとめられている。
相乗効果や補完関係など、組織の人間関係から生じるさまざまな効果に着目し、それが発揮できるように人材を組み合わせていくのが本書の要になっている。その技術として独自の理論やノウハウを数多く登場させ、チャートや概念図など各種図表を大量に使って解説しているのも特徴である。(棚上 勉)

もう一歩突っ込んでほしいかな 2005-06-21
メンバーのタイプを分析して、そのタイプに応じたチーム作りを行うというものだ。チームビルディングの手法としては割と一般的なものである。大きく4つのパターンに分類している点も他の手法との共通点といえる。しかしながら、タイプの把握とチーム作りよりももっと重要なのはチーム運営ではないだろうか?そこまで突っ込んで論じてこそ、タイトルにある「チームマネジメント」ではないだろうか?

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